2/24〜28頃「霞始靆」(かすみはじめてたなびく)
遠くの景色がぼやけている様子を、霞(かすみ)や霧(きり)と呼びます。二つはほとんど同じ現象なのですが、古くから春のものは「霞」秋のものは「霧」と読んで区別していたそうです。春霞は和歌などにも多く歌われたちょうど今頃の季節を表す言葉だったんですね。今日からは「何だか今日天気悪いな」「すごい花粉飛んでそう」で終わらず、春の風情を楽しむ事ができそうな筆者です。
ブルーパロットのエントランスは丸太町通りに大きく開かれているので、スタッフたちは外の様子や空気の変化に敏感。今日は頬に感じる空気や店内を抜ける風も真冬の厳しさとは少し異なり、春の訪れを予感させてくれているような…。近くの京大では入試があったり、また 転勤の予定で家具を探しに&手放しに来られる方が多くなったりして来ました。
何かと忙しい季節ですが、時には遠くの春霞やおぼろ月に目を向けて幻想的な美しさから感性を養いたいものですね。
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